Reikibudo’s blog

オーストラリア バス旅 超意識の旅  現在地:NSW州 Mount Warning

消防職員採用試験の時の話

もう、かれこれ20年ほど前の話になる。

大学3年の時、

たまたま友人の紹介かなんかで

消防士さんたちとの

飲み会に誘われたことがあった。

 

私はそれまで、バイク好きだったので

警察官(白バイ隊員)に

なりたいと思ってて、

休みの日は近所のバイク屋のおいちゃん達と

ジムカーナの練習に

大分のホンダサーキットに

行ったりなんたりしてたんだけど、

ふと

 

消防も悪くないねぇ

 

てな軽い感じが出てきたので、

その飲み会に参加表明し、

お話を聞きに行った。

 

 

消防士だから、みんな

鍛えてパリッとしてるし、

24時間交代勤務で、

当務の日に出動さえ多くなければ、

休みがいっぱいで、

旅行など趣味のある人が結構多い。

 

警察ほど忙しくなさそうだ。

県警の人とも飲みに行ったことがあるが

警察官はどっちかというと

くたびれてるイメージなのに対し、

消防官は元氣いっぱーいな感じで

おっさんまでもきらきらしてたんよね。

 

おっさんがキラキラって何よ

 

って話なんだけども、

何かわからんけど、キラキラだったわけよ。

 

それで、

さらに詳しく勤務体系を聞くと、

1ヶ月のうち当務は10〜12日、

あとは非番と週休、

たまに当務明けに

救急講習や防火関係の講座等

各種講習の非番勤務。

 

要は

んじゃ、仕事行ってきまーす

ってのが、月の3分の1な訳だ。

 

もちろん有給もあるので、

有給も入れると、

中・長期休暇なんて

ボコボコとれる。

 

しかもみんな

職業に対する信念が明らか。

市民の身体・生命・財産を守る。

明瞭簡潔。

何のためにこの仕事をしているのか・・・

と迷える子羊になること少なく

モチベ維持ができる。

 

ほう、それは良さそうだと

俄然前のめりになって

その日のうちに

白バイ隊員希望から消防官希望へ

鞍替えした。

 

さて、目標は決まった。

公務員試験の準備をしなくてはならない。

 

だが、朝に弱く、

大学サボりまくりだった私は

単位が圧倒的に足りず、

このままでは卒業できない恐れがあったので、

 

他のみんなが就職活動に勤しむ大学4年は

毎日大学に通って

足りない単位を取るという

逆のことをやっていた。

 

私が大学4年の頃は

もちろん就職氷河期だったし、

下手な鉄砲数打ちゃ当たる的な

就職活動は無意味だと思っていたし、

何よりOLに対する憧れも皆無だった。

 

籠もる仕事より

動く仕事が良かったのもあった。

 

かくいうわけで

無事に大学を卒業できた暁には

1年就職浪人する覚悟を決め、

親にことわりを入れて

消防官を目指し始めた。

 

そして、大学4年の夏に

不合格覚悟で、

消防士の公務員試験を試しに受けてみた。

結果はもちろんボロボロだったけど、

学科試験も体力試験も何をやるのかが

わかって良かった。

 

それから

私は毎日大学に必死に通った。

卒業間近まで必死に通った。

そして、めでたく卒業した。

 

うむ、1個クリア。

 

さて、これから公務員試験の方に

ベクトルを向けねばならない。

勉強期間は約4ヶ月。

(卒業後3月上旬から7月まで)

 

普通の人だったら

勉強と筋トレしかしないと思うけど、

空氣を全く読まない私は、

消防署見学も同時に行った。

 

消防署突撃。

すいませーん消防士になりたいんですけど見学させてくださーい。

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今、これをやると

追い払われるかもしれない。

 

でも、私の時は大丈夫だった。

訓練・出動以外の署内待機中は

市民の要望に

極力応えるという方針だったらしい。

 

いろんな消防署にお邪魔した。

(自分が受験するところ以外)

もちろん、

飲み会でお話を伺った人達の職場も訪ね、

消防車の装備や

救急車の中も見せてもらって

さしこ(防火服)まで着せて

運転席に座らせてもらった。

 

今思えば、

引き寄せ的にこれが効いたんだと思う。

 

なりたいものに

すでになっている感覚。

 

そしてその感覚を味わう。

私は装備+運転席でその感覚を味わったし、

当時タバコの煙でモクモクしていた

職員待機室も見せてもらって、

 

けむいっすよ、先輩!

 

なんて冗談を飛ばし

すっかりもう消防士になった氣分を

味わっていた。

 

ほぅ、

洗濯機も乾燥機も

シャワーもお風呂もある〜

なるほどなるほど。

私はこういう職場で働くんだな

 

と疑うことなく感じていた。

もちろん「め組の大吾」という消防漫画も

試験勉強の一環として読破した。

 

こうすることで

普段は動くのさえ億劫な私でも

毎日3〜4キロは走るようになった。

 

さて、あとは学科試験か。

ここは公務員試験専門学校に

行ってみた方が良さそうだと思い、

テキストを購入し講義を受けたが、

 

専門学校の天井が異様に低いという理由と

受講生が全くキラキラしてないという

 

友人一同に

 

え?

 

とドン引きされた理由で行くのを即やめ、

自分はお風呂の中で

ゆっくりテキストを読むという

勉強方法に変えた。

 

何か、みんな暗いんよ、

仕方なく公務員目指してます的オーラ。

見えんかったけど感じた。

 

そんな感じで

お風呂勉強+消防署周りで勤しんだ

あの4ヶ月間はとても楽しかった。

 

話は前後するが、5月ごろ

その年の消防吏員A(大卒)の募集が始まった。

 

消防吏員A(女性)採用人数 1

 

こりゃぁ

激しいデッドヒートになりそうだ。

ますます勉強せねば。

 

と自分に喝を入れ、

バリバリ勉強を始めたかと言われれば

そうでもない😆

むしろ高校受験の時の方が

1日13時間くらい勉強してたから

思い出には残っている。

この時は1日平均1時間くらいだったかな。

だってお風呂の中だもん。

 

NOVAにも行ってたし、

旭化成でバイトもやってた。

普通に友達と飲みにも行ってた。

 

でも、合格する自信はあったのよー

なんか若い時って

根拠のない自信のある人結構いるけど

私はモロそのタイプ。

 

で、試験の1週間前。

ジュンク堂書店に行って、

公務員試験の問題集を買おうと思ったんだけど

 

その時、来たね。

お告げが。

 

大量にある公務員過去問集の中で

一際輝いている✨(ように感じられる)

1冊の過去問集。

 

私は迷わずそれを手に取って、

そのあとは本屋サーフィンで

世界遺産の本とか

池田理代子漫画を買ったんだと思う。

確か。

 

その過去問集を1冊やった。

 

そしたらさ、

やっぱりその過去問から

まるっと本番の試験問題が出て、

正解率9割くらいいったと思う。

 

一番で合格した。

(後で採用担当に聞いた)

こんな感じで、一次試験突破。

 

  1. 決意する
  2. もうなった氣になる
  3. あとは楽しむ
  4. 直感が来たので問題集を買いに行く
  5. 問題集をやる

 

で合格。

きれいに引き寄せのテキスト通り。

 

真面目に勉強してた友人

白バイ隊員希望)は

不公平すぎる!

と愚痴ってた。

でも彼女も、県警1次に合格してたので

お互い笑って

2次試験もやるよ!

と氣合いの飲み会を開いた。

 

次回は2次試験の話を書きまーす。

 

それではまた!

今日も読んでくれてありがとう

 

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