Reikibudo’s blog

オーストラリア バス旅 超意識の旅  現在地:NSW州 Mount Warning

二つのにょろーんの話

前回の記事の最後で

山を離れるにあたり

トレーラーが山の斜面を転がり落ちそうになった

ドタバタ寸劇が発生し、

エンジンチェックを完全に失念していた件について

お話しした。

 

reikibudo.hatenablog.com

 

今日はその続きになるのだが、

そもそも長距離ドライブをするに当たって

エンジンチェックを失念すること以上に

恐ろしいことはない。

そんなことが身に染みた今回の700キロドライブ。

 

今日はその身に染みた恐ろしさを

記事にしようと思う。

 

 

一つ目のにょろーん

 

ドライブ自体は非常に快適で、

特に問題もなかった。

 

だが、旅程も大佳境に差し掛かった

600キロ地点にて異変に気づく。

 

バスをスーパーの駐車場に停めて

買い物を済ませてバスに戻ろうとした時に

車体の下部から何か黒いものが

にょろーん

と出ており、

そのにょろーんを引きずりながら

暫く走行していたことに気づく。

 

あれ、もしかしてファンベルト切れた?

そういえばエンジンチェックしてなかった!

 

と思い当たり、

ひとまずバスの前面から車体の下を確認すると、

やはりファンベルトが切れており

それがにょろーんと垂れ下がっていた。

 

そこでまずは

車体の外側から引っ張れる分を取ってしまい、

残りは運転席と助手席の間にある

エンジンルームの蓋を開けて取ろうと思った。

 

※一般的な車だとボンネットを開けるところが、

私のバスは運転席と助手席の間に蓋がついてて

そこを開けるとエンジン、オイル関係一式が

チェックできるようになっております。

 

エンジンチェックを忘れても

難なく長距離運転ができたことに対し、

 

めっちゃ信頼できる御歳31歳のバスだねぇ〜

 

なんてのほほんと思いながら

エンジンルームの蓋を開けた瞬間、

私の身と心が

凍てついた。

 

蓋の中にあるもの

 

蓋を開けるとすぐに見えるエンジンが

蓋を開けても見えず

 

見えたのは大量の葉っぱ(枯葉)と

前回泳いだ後、洗って干していたのが

強風で吹き飛ばされてなくなったと

思い込んでいた次男の水着上下セットと

私の水着(短パン)と体を洗うナイロンタオル。

 

これらがエンジンルーム一面に

所狭しと敷き詰められており

エンジンは完全に埋没していた。

 

なんらかの小動物がエンジンルームに

ご自宅を建築していたのだ。

 

そして、その小動物がご自宅建築に当たり

ファンベルトを噛みちぎったものだと

考えられる。

 

あまりのショックに30秒ほど放心してしまった。

なぜなら熱々のディーゼルエンジンと大量の枯葉ほど

相性の悪いものはないからだ。

 

猿と犬より悪い。

闇と光より悪い。

浅香光代(ミッチー)と野村沙知代(サッチー)より悪い。

 

相交われば火花飛び散り

阿鼻叫喚の大火災となる。

 

止まらない脇汗

 

暫く固まった後、

おもむろにバス中程に位置する台所から

トングを取り出し、

 

大火災を免れた自分の強運に対し感謝をしつつ、

枯葉と水着類を取り去る作業に入る。

 

それでも感謝よりも焦りの方が勝っており

トングを握る手が震えた。

 

大火災を免れた原因は、

ひとえにエンジンに一番近い部分に

大雨でおそらく濡れていたか湿っていたであろう

水着類が配置されていたから。

 

どんな確率で私は大火災を免れたのだろうか・・・

 

と考えるといまだに恐ろしさに見舞われる。

 

ゆうに20分をかけ

敷き詰められた大量の枯葉を取り去り、

切れたファンベルトも綺麗に取り去った。

 

そして、これまた運のいいことに

ファンベルトはダブルで巻かれていたので

1本が切れても、

もう1本で問題なく

走行中のバッテリー充電などが

できるという仕組みになっていた。

 

出発前のトレーラー転倒騒ぎで

1年分の脇汗をかいたと思ったが

枯葉騒ぎでさらに1年分の脇汗をかいてしまった。

私の人生、 何回九死に一生の場面が訪れるのだろうか・・・

さて、全てが整った後、

残りの100キロを問題なく走行し、

目的地のキャンプ場に到着した。

 

去年出会った友人が住む街の

海沿いのキャンプ場だ。

 

ここで4〜5週間過ごし、

また別の場所に移動する予定である。

 

自分のキャンプサイトにバスを停車し、

日除けや屋外テーブル等を設置し

その晩はこんこんと泥のように眠った。

 

これだけで終わるのが私はよかったが

私の潜在意識はとんでもないオチをつけてくる。

 

二つ目のにょろーん

 

なんと次の日、バスの下で

新たなにょろーん

発見する運びと相なったのである。

 

そのにょろーんとはなんと

 

戸愚呂を巻いたまま

すでにお亡くなりになっていた形だったが

到着時には何もなかったバスの前輪のすぐ内側に

落ちていた。

 

家族と一緒に推理したのだが、

先の小動物が

バスのエンジンルームにご自宅を建設し、

お輿入れして家族を増やしたのち、

 

その匂いに誘われた蛇が

続いてバスの中に居を構え

その小動物一家を狙ったものだと考えられる。

 

そして蛇は小動物一家を時間をかけて

殲滅せしめた後に

私が長距離運転をしたものだから、

 

ディーゼルエンジンの熱で丸焦げとなり

翌日地面に落下したのではなかろうか。

 

大自然の謎

 

もう考えるのも疲れたし

夜中にバスの下に潜って蛇のご遺体を

処理するのもなんなので

事は翌日、日が登ってからにしようと決めて

朝を迎えると・・・

 

なんと蛇は消えていた・・・

 

野生の猫かポッサムか

誰かの飼い犬か

野生のオウムかマグパイの仕業か

 

あるいはパラレルワールドをジャンプし

全てが幻だったのか

もう結末については何も考えるまい。

 

嗚呼。

自然って恐ろしい。笑

 

皆さんも気をつけなはれw

(何を!?とは突っ込んでくれるな)

 

ではねー

 

 

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