Reikibudo’s blog

オーストラリア バス旅 超意識の旅  現在地:NSW州 Mount Warning

悪魔に助けられた話(昔話)

本日から珍しく予告通り

昔話をやっていきたいと思う。

 

本日は悪魔に助けられた話。

 

皆さんは、悪魔に対してどう思う?

天使同様怪しい?

怖い?

滅ぼすべきもの?

 

私が、

悪魔はあなたです!

って言ったらどう思う?

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Photo by K. Mitch Hodge on Unsplash

 

ドン引き?

拒否感?

私への否定?

それとも納得?

 

色々出てくると思う。

 

私も初めて面と向かって

あなたは悪魔です

と言われたときは

いやいやいやいや

そんなはずはない

と大否定した。

 

でも実はねぇ、悪魔っていうのは

みんなの心に必ずいる。

 

善のみでできてる人なんかいない。

だから、私も悪魔であり天使であるし

あなたも悪魔であり天使である。

 

さて、前置きはその辺にして

悪魔に助けられた昔話を少々。

 

2011年、

私の初の子供である

長男が生まれたとき、

私はもう既にオーストラリアに住んでいた。

 

新しい土地に引っ越したばかりで

友達もおらず

親もおらず

義両親も1200km離れたところに

住んでいた。

 

夫はというと、

2週間地方に働きに行って、

1週間休みで帰ってくる

というシフトの繰り返し。

 

休みの日は飲みに行って翌朝帰り。

一晩で700ドル浪費してきたこともあった。

なので、基本的に

ひとりぼっちで初のワンオペ育児をしていた。

 

長男が生まれたとき、

私の母が2週間ほど手伝いに来てくれて、

その後義母も4週間来てくれた。

その時は、とても助かったし、

睡眠時間は極端に少なくなったものの

色々教わって楽しく長男のお世話をしていた。

 

ところが

母と義母の手伝い期間が終了した途端、

私の心は落ちていった。

 

泣き止まない息子。

唯一泣き止む方法は外出すること。

基本いなくて、休みの日も朝帰りの夫。

 

言葉もうまく話せない

友達もいない

異国の地で一人。

 

泣き止まない、

なかなか寝ない長男に対して

憎しみが生まれた。

 

私は子供のころ、

よく両親にぶたれた。

兄弟とも取っ組み合い、

殴り合いの喧嘩もしてきた。

 

だから、自分の子供に対しても

暴力的になってしまうのではないか

という恐れもあった。

 

なので、今思えば

完全なる育児ストレスや

産後うつなんて呼ばれるのかもしれないけど

その時の自分にはそんな余裕もなく

 

あまりに自分が疲れすぎて

なおかつ長男が泣きやまない時は

隣のへやのカーペットに長男を横たえて

ドアを閉めて

自分の寝室で布団をかぶって

聞こえないようにしたり

(それでも泣き声は響き渡る)

 

ベランダから一番遠い部屋に長男を横たえて

自分はベランダに行くという

避難措置をとっていた。

(それでもやっぱり泣き声は響き渡る)

 

そんな時間が今考えれば

そんなに長くはなかったのかもしれないけど、

その時は永遠のように感じていた。

 

いつか、自分が大爆発して

長男を振り回したり

叩いたりするのではないか

と怖かった。

 

そんな時に、

私はあるYouTube動画を見つけた。

 

なんだと思う?

 

それは・・・

 

 

 

親や他人が虐待した子供の傷痕の動画。

 

 

私は、辛くなるたびに

その動画や関連動画をみた。

 

虐待して傷が残ったり

死んでいったりした子供。

 

その時はもちろん

悪魔教のことなんか知らなかったけど、

今思えば、

そこと何かしら関連しているのかもしれなかった。

 

私は、そんな悪魔的な動画を見て、

 

わぁ、

こんなふうに我が子を傷つけたくないから

氣をつけよう・・・

と思った

 

・・・と言いたいところだが、

実のところは、

動画を見るたびにスッキリしていた。

 

引くよね?

 

いや、自分でもドン引きですわ、これ。

 

すごい闇じゃない?

 

罪もなき子供が虐待される動画を見て

スッキリするとは

それこそ悪魔だと思うのよ。

 

マジ、悪魔!

 

でも、結果的にそれを見て

スッキリしたのだから、

実際に私が我が子を虐待するということは

現実では起きなかったわけ。

 

だから、そんな自分の心の闇に

罪悪感を持ちながらも

一方でそれがなければ息子は大変なことに・・・。

と感じていた。

 

もちろんそのことを人には言えなかった。

夫にも言えなかった。

ますます家に帰ってきそうになくなるから。

 

 

さて、少し話は変わるけど、

実際に自分の目で見たり

五感で経験したこと

1次情報という。

 

そして、ニュースや

他の人から伝え聞いたことは

2次情報という。

 

もちろん、潜在意識的にも

より強く感じていることが

1次情報として現実化してきて、

不確かなこと、なんとなく感じていることは

2次情報として現実化するということになる。

 

なので、この場合の私としては、

あやふやな2次情報を処理することで

強い1次情報の世界で

「長男を虐待する」ことなく、

無事に育てることができている。

 

実際に2次情報は

とても不確かだし、

本当にそれが世界のどこか起こっているという

絶対的な保証はない。

 

長男がある程度

寝付くようになってからは

世界のどこかの子供が

YouTubeの中やネット上の世界において

虐待されたという情報を聞くたびに

長男育児の時にその子たちを

自分の氣休めにしたことに罪悪感を感じていた。

 

ただ、

最近意識が拡大して氣づいたことは、

自分の悪魔的であったところを

人間だから仕方ないと全面的に認め、

 

むしろ、ネット世界の悪魔が

私が長男に直接手を下すことがないように

愛をもって私に

その動画を見せてくれたのではないか

と思うようになってきた。

 

よく、意識が拡大すると

 

「悪魔の向こう側にあるのは絶対的な愛である」ということに氣がつく

 

という

文章をちらほら見かけるのだけれども、

 

ここにきてやっとこの辛い体験の記憶を

愛であった、

悪魔に助けられたと理解し、

消化(あるいは昇華)

させることができたように思う。

 

悪魔の向こう側にあるのは愛

というのはなかなか体験して

理解しないとわからないと思うが、

 

人生長く生きていると

誰しもそんな辛いことの一つや二つあって、

 

あの時、

残忍な殺人のニュースを見てなければ、

自制心が働かなかっただろうとか、

 

あの時車が

園児たちの列に突っ込んだという

ニュースを見なければ、

自分の子供に

「道路に近いところは歩かないように」と

注意することも、

氣をつけることもなかっただろう

 

というような例はいくらでもあると思う。

そんなところを感じていくと

自分の中の光と闇の二面性も

統合していくのではないかと感じている。

 

そのように、自分の意識の中で

統合を進めていくと、

1次情報、2次情報とわず

現実世界でも目の前に現れる

「許せない悪魔的な部分」が消滅していく。

 

何か身に覚えがあれば

そこに向かって内観してみてほしい。

 

それではまた!

今日も読んでくれてありがとう

 

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