本日朝、母が帰国の途についた。
この１０日間、本当にいろんなことがあった。
夫の夜逃げしたい騒動から始まり、
クレジットカードの奇跡、
見知らぬ人から奢ってもらったり、
おばけ退治・除霊を行ったり。
こんな濃い１０日間は今までなかった。
詳しくは過去記事こちらからどうぞ
そんな中で、母との時間も
これまでなかったほど濃いものとなった。
激しい不安
憂い
怒り
悔しさ
悲しみ
を感じつつも、
ただ隣に母がいるだけで
なんと心強いことか、
とそう感じた。
前回の記事にも書いたが
本当は、ビーチフロントのキャビンにでも
２〜３泊したかったのだが、
現在の状況を考えると行けなかったことに
私自身がかなりの負い目を感じたことは
否めない。
ところが、
日々の何気ない生活の中での会話やふれあい
例えば、一緒に料理を作りながら
オーディオブックを聴いてみたり、
窓を全て外して綺麗にしたり、
二人でに庭の鉢植えの植え替えをしたり、
夜は遅くまで一緒に動画を見たり、
昔話で盛り上がったりと
そんな中に、今まで持つことのできなかった
母娘の時間を作ることができて、
本当に嬉しかった。
もしお金に余裕があって
いろんなところに連れて行ったならば、
旅行のスケジュールをこなすのに精一杯で、
今までのごとく喧嘩して
感謝さえしなかったかもしれない。
（毎回私の帰省や母がオーストラリアに遊びに来るたびに衝突していた。）
今思うと、
私は貧乏を経験して
もっと謙虚になりなさい
もっと周りの人に感謝をしなさい
そしてたくさんの愛を感じなさい
という宇宙からのメッセージだったのかなとも思う。
母はこう言った。
小さい時、あんまり構ってあげられなくて
ごめんね。
今こうやって
側にいて助けてあげられていることで
私も罪滅ぼしができている。
母は嫁いできた時から、
自営のお店で月曜から金曜の
朝１０時から夜８時まで
毎日１０時間働き続けており、
家族全員で夕飯を食べられるのは
日曜日だけだった。
母が働いている間、
私は天井に貼ってあった
あいうえお表や九九の表、
クラシックのレコードを一人で聴いていたという。
父も家族経営の小さな会社に務めて
常に忙しく働きまわっており、
ストレスが溜まると
しょっちゅう母と喧嘩していた。
テーブルがひっくり返ったり
テレビのリモコンやお皿が
宙を舞ったりしていた。
反抗したり口答えすると
必ずこっぴどくぶたれた。
子供の頃は、
これが当たり前だと思っていたが
どうやら他の子の家はそうではないことが
中学生の時にわかって
ちょっとショックだった。
両親が共働きでお金に困ることはなかったが、
子供ながらに私は
寂しさを感じていたに違いない。
去年の初めに行った
親に対する感情を癒すワークでは、
母に対してもっとこうあって欲しかったところを
次のように書き出していた。
これを母が去ったあと
母が作り置きしておいてくれた
おむすびを食べながら読み返して
今回の母の訪問で、
子供の頃やって欲しかったことが
全部叶っていることに気づいて
涙が止まらなくなった。
ノートに書いたことは本当に叶うんだなぁ。
この歳になって
傷ついた自分の子供時代の心を
癒すことができるとは夢にも思わなかった。
なんという幸せだろうか。
母が歳を取りすぎる前に
母がなくなる前に
お互いを心から求め合い感謝して
過ごすことができて本当に幸せだった。
手も繋いだし
たくさんハグもしたし、
レイキも伝授することができた。
この経験があれば
貧乏なんてちっぽけなことだ。
必ず乗り越えられる。
母が帰国して、
あまりに涙が溢れて
ほとんど目が開かなくなってしまった。
寂しいから涙が出たのではない。
感謝の涙だった。
この思い出は
これからも一生の宝になると思う。
ありがとう。
それではみなさん、
また今度。
今日も読んでくれてありがとう！
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